良い歯で良く噛み良いからだ

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おぼえていますか?歯の標語



6月4日は「虫歯予防デー」で、この日から6月10日までは歯の衛生週間と定められていて、歯科医師会や自治体など様々な所で啓発活動が行われています。

一般にはあまり知られていませんが「健康な歯を守るための標語」というものがあり、これは昭和5年から始まっています。昭和5年の標語には
「6歳臼歯を大切に」
というもので、6歳ではえてくる第一臼歯(奥歯)を大切にしよう!というものでした。

昭和15年には
「強い歯は、母で作って子で守れ」
と時代背景に沿ったような内容でした。

そして今年の標語は
「健康は食から歯から元気から」
というものになっています。

標語の歴史上でも
「良い歯でよく噛みよい体」
という標語は通算28年間と長い間使われていたものもあります。

これらの標語は歯の健康は体の健康にもつながる事が良く伝わってくるものばかりです。



噛むという事



良い歯で噛むという事はとても大切だという事は良く知られています。

現代の人が食事で噛む回数は約600回前後とされています。

噛むと唾液が分泌され、その唾液によって口の中は洗浄されます。ちなみに一日の唾液の分泌量は1〜1.5リットルにもなり、その唾液によって口の中の数十億個もの細菌を洗い流すと言われています。

炭水化物や糖などが口の中に入ると、細菌がそれらを代謝して酸を生成し、歯を溶かして虫歯の原因になります。

そこに唾液が分泌されることにより酸が中和されて虫歯や歯周病の予防にもつながるのです。

さらに、唾液に含まれる酵素は活性酸素の発生を抑制しガンの予防にもつながります。



噛むだけダイエット



食事を良く噛むと味覚が活性化し全身の細胞の活動も活発になってきます。

そうすると食事中から栄養分の消化吸収が始まり、それに連れ血糖値が上昇し満腹中枢が刺激されるというメカニズムで、メタボ予防に効果があるとされています。

食事は一度にたくさんの量を早く食べるよりも、よく噛んでゆっくり食べるほうが良く少ない量で満腹感が得られ、唾液も十分体内に取り入れられますので、健康にとってよい食べ方なのです。



頭にもイイよ!



他にも噛む効用として、歯を支えている組織からの信号が脳に行き、脳内血管が拡張します。

拡張した血管に、栄養素を含んだ血液が流れ大脳は活性化して、その結果老化防止にも効果があると言われています。



ひとくちで何回噛んでいますか?



よく噛む事は体にも頭にも良い影響を与えるのですが、昔の人は1回の食事で1400回も噛んでいたと言われていますので、今の人よりも体が丈夫だったのかもしれません。

噛む回数の目安として一般的には、ひとくち20回から30回程度と言われていますが、健康な歯があってこそですから歯の健康維持にもっと意識を向けたいものです。
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