虫歯予防に有効なガム

虫歯予防に有効なガム

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虫歯はつらいよ



子供の頃に“涙がでる程の痛い虫歯”になった経験を持っている人は少なくないのではないでしょうか。

虫歯は口の中のミュータンス菌(虫歯菌)が甘いものなどの糖分を利用して歯に付着し細菌の塊である【プラーク】(歯垢)をつくります。

プラークの中で虫歯菌が増殖する時に酸を作り、その酸によって歯が溶けて虫歯になってゆきます。

健康な歯の表面はエナメル質で覆われていますが、虫歯は固いエナメル質を侵食してゆき、さらに内部の象牙質に達し、そうなると象牙質にある無数の管から歯の神経に信号が送られてゆきます。

冷たいものや甘いものを食べた時などに歯がしみるような時には、歯の噛む面の溝から、知らない間に虫歯が侵食している状態にあります。


虫歯予防に役立つガム



虫歯を防ぐにはプラークを歯にくっつけておかない様にする事が必要で、食後の歯磨きは虫歯予防にはとても大切な事なのです。

歯磨きの他に虫歯予防に有効なのは『キシリトールの含まれたガム』で、キシリトールは、いちごやラズベリー、玉ねぎなどに含まれる天然の甘味料で、樺の木やトウモロコシ、竹などのセルロースを原料に人工的にも作られています。

キシリトールは砂糖と同程度の甘みはあるもののカロリーは75%程で爽やかな清涼感があります。

1970年代以降、キシリトールに虫歯予防効果がある事が認められフィンランドでキシリトール入のガムが発売され始めました。

キシリトールの摂取量は成人では一日あたり5グラム程度とされており、1センチ角のガムなら5個程度が目安です。

ガムの中に含まれるキシリトール量は50%以上でないと効果が薄れ、他の糖質などが含まれていない事もポイントになります。

残念ながら市販のキシリトールガムは、キシリトーの含有量が100%の物もあれば、50%未満のものもありますので、購入の際にはよくチェックしてから求めるようにしたいものです。



キシリトールの効果とは



キシリトール100%入のガムを一日あたり5グラム消費し、それを3ヶ月続けた結果口の中の虫歯菌は減少し、存在している虫歯菌も無能力化して酸を作り出せなくなるという劇的な変化が確認されています。

またキシリトールは唾液の分泌を促進することで口内環境を整え消化を助ける働きもありますので、唾液分泌の少ない高齢者などに非常に有効に働きます。

さらに血糖値の上昇を押さえる働きもあり糖尿病の患者さんにも利用されています。

効果的なキシリトールガムの噛み方は、一日3回毎食後に噛み、さらにプラークを落としやすくするために歯磨きの前に噛むと効果的とされています。

ガムを噛むことで唾液の分泌にも役立ちますので、ガムの味が無くなってから5分程度は噛み続けると良いとされています
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