保て自分の歯を!80.20運動

保て自分の歯を!80.20運動

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一生自分の歯で!



歳を取ると入れ歯のお世話になる人が増えてきますが、できることならいつまでも自分の歯で食べ続けたいものです。

高齢者では目とともに歯は“生きる力そのもの”につながりますので、自分の歯がどれくらい残っているのかが問題になってきます。

私たちの歯は親知らずを除いて28本あります。

自分の歯が20本以上ある人は、40歳代で99%ですが70歳代になると52%と急激に低下し、さらに80歳代では29%と高齢になるに連れ歯が無くなってゆく傾向にあります。

いつまでも元気で過ごすためには「自分の歯をいかに残しておくか」がポイントになってきます。



80.20運動


80.20(はちまる にぃまる)運動とは厚生労働省と歯科医師会が推奨している運動のことで、元々愛知県で始まり全国に広がってゆき
『80歳になっても自分の歯を20本以上に保ちましょう』
という取組みで、学校や市民の集会など事あるごとに呼びかけが行われています。

なぜ20本以上かと言うと、歯は20本以上残っていればほとんどの食物を食べることができるからです。

注意していただきたいのは、度を越した固いものを食べると、歯が欠けたり割れたりする事がありますので、若い人が食べているからとむやみにチャレンジするのではなく、歯を大切にする姿勢も必要です。



歯があると認知症や寝たきりになりにくい!



歯が残っている高齢者とそうでない高齢者を比べると、歯が残っている人の方が活動的で、寝たきりや認知症にもなりにくいという報告があります。

80.20運動が始まった20年前では、80歳以上で20本以上の歯がある人は7人に一人の割合でしたが、現在では3人に一人までと歯の健康を大切にする人が増えてきています。

そして現在では「80.20運動」をさらに進め「80.28運動」にしようという事も言われています。



ナメてはいけない歯周病



歯を失う原因として【虫歯】と【歯周病】があり歯の2大疾患と呼ばれています。

このうち高齢者が歯を失う90%は歯周病が原因で、歯周病は口の中に居る歯周病菌によって歯ぐきが侵されていく病気で、昔は歯槽膿漏と呼ばれていました。

歯周病は単に歯の病気にとどまらず、糖尿病や心筋梗塞の引き金になったり、高齢者の死亡原因にもなる誤嚥性肺炎を引き起こすことでもよく知られています。



歯周病予防対策には!?



高齢になるほど、口の中の手入れもやりにくく汚れも溜まりやすくなって行きます。

歯周病を防ぐには、何も症状が無くても月に一度程度、近くの歯科医院で清掃とチェックを行えば、かなりの確立で歯の寿命を伸ばす事ができます。

歯科医院ではプロの衛生士が、お口の中の汚れ具合をチェックして、歯磨き指導を行い、超音波振動を使った機械で口の中を掃除して行きます。

かかりつけ医を持つことも大切ですが、かかりつけの歯科医も持つことが歯と体の健康を守る上で大切な事ですから、ぜひ「かかりつけ歯科医」を持つようにして下さい。
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