サルコペニア肥満とは

サルコペニア肥満とは

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あなたはサルコペニア肥満ですか?



サルコペニア肥満とは、筋肉量が低下し脂肪の多い状態を言います。

一概に肥満といえど、筋肉の多い肥満タイプの人から、筋肉の少い人まで様々ですが、筋肉量の少いサルコペニア肥満はより問題があります。

サルコペニア肥満の国際的な診断基準はありません。

肥満を見る判断基準としてBMIが有名ですがこの値が25位上を肥満と判断します。

また体組成計で体脂肪率を使って脂肪率や筋肉量を調べる場合では、全身の筋肉率は男性が27.3%未満、女性では22%未満で筋肉量の減少と判断します。


この2つの指標からBMIが25以上で、筋肉量が男性が27.3%未満、女性では22%未満の場合に【サルコペニア肥満】と呼んでいます。



サルコペニア肥満のチェック法



体組成計で筋肉率の評価が出来ない時には、下半身の筋力をチェックすることでサルコペニア肥満かどうかを知る事ができます。

・片足立ちで靴下をはけるかどうか
 -転びやすいので安全を確保して行って下さい。

・40センチの座面の椅子に座り、そこから片足で立ち上がれるかどうか
 -70歳代の人では多くの人が出来ないので、これが出来なかったからと言って即危険ということではありません。足がプルプル震えたりしますが、立ち上がる事ができれば異常にはなりませんが、おおきくふらついたりする場合には筋力が低下していると考えられます。

・片足立ちで1分間立っていられるかどうか
 -転びやすいので安全を確保して行って下さい

この3つのチェックで一つでも出来ないものがあれば、下半身の筋力低下が認められます。



メタボとサルコペニア肥満の違い



メタボは内臓脂肪が多い事や、脂質異常症、高血圧症、高血糖、のうち2つ以上に該当するとメタボと診断され、腹囲が男性で85センチ以上、女性で90センチ以上ある場合も一つの目安になります。

メタボでは筋肉量は考慮されておらず、サルコペニア肥満では筋肉量も診断基準に加えているのが大きな違いです。

最近「ロコモ=ロコモティブ・症候群(シンドローム)」もよく聞きますが、ロコモとサルコペニア肥満には大きな関係性があります。

ロコモは骨や間接、筋肉、腱、靭帯などの運動器の障害によって【要介護】のリスクが高まる事を言い【骨粗しょう症】【変形性膝関節症】【変形性腰椎症】などが代表的な病気です。

すべてのサルコペニアの人がロコモになる訳ではありませんが、サルコペニアになると、メタボも含めてロコモティブシンドロームになる確立は大きくなるのが現状です。

体が太ってきて筋肉量が少なくなってくると、高血圧、糖尿病、ヒザや関節の痛みなど様々な病気になることは容易に想像がつきます。
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