勤労世代の睡眠

勤労世代の睡眠

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働き盛り年代の睡眠とは



社会人として20代から50代というのは最も働き盛りな年代で注意すべきは

【睡眠不足】

です。


若い人は徹夜で無理をしても何かのきっかけでつい眠ってしまいます。


しかし責任のある仕事を任されたり、目標を達成しようと無理をしてしまい寝不足になってくる事は多々あります。


20代や30代の若い人では睡眠不足になっても体に悪い影響が出る事はあまりありませんが、その後歳をとってから若い頃の無理がたたり生活習慣のリスクが大きくなる事になります。


また、睡眠不足が常態化している人では仕事の能率も上がらない事がわかっており、そのような状態で仕事をしていると、いつまでも仕事が終わらない様にもなり、さらに睡眠不足になるという悪循環に陥ってしまいます。



一番効率が上がる時間帯とは



実験で調べてみると『起きてから12〜13時間』は一定レベルの能率で仕事ができますが、15時間を超えたあたりから能率が落ちだし、17時間を超えると飲酒した時と同じレベルにまで作業能率は低下してしまうことがわかっています。


1979年に起こったスリーマイル島の原発事故や1989年のタンカー原油流出事故の背景を調べてみると、オーバーワークによる疲労がたまり、仕事中も眠気があって危険信号を見落としてしまったという事が関係していたと言われています。



睡眠不足にならないようにするには



人間として生きている以上、生体が求める睡眠を“やる気”で短くすることなどできません。


25歳では約7時間程度の睡眠を、45歳では6.5時間くらいの睡眠が必要であるという研究結果が出ていますので、必要な睡眠時間を知って睡眠を確保しなければなりません。


20代前半の学生時代では、試験で徹夜した次の日などは長い時間寝ることができました。


しかし年代が上がるに連れて、若いころの様に睡眠不足を次の日に取り返す事はできにくくなってきますので、睡眠不足による疲労回復には日数がかかることになります。


さらに、歳をとれば若いころの様に一気に回復する力も衰えてきますので、睡眠不足をすると無理に拍車がかかってしまうのです。


そのような体の変化を知り、歳を取るほどに睡眠と睡眠時間には気を使うべきで

寝溜め、食い溜めはできない

事を理解しましょう



眠りたくても眠れない



健康に歳をとってゆくと、早起きの朝方人間になってゆく事が知られていますが男性の方がより朝方の傾向が強く出てきます。


日本人では40代から朝方化が始まり「朝早く目が覚めて困る」というのはこの年代から増えてきます。


目覚めが早過ぎる対策には、寝る時間を少し遅くするなどの工夫が必要で、もし早く目が覚めてもイライラせず、早起きした時間を有効に活用する方向に考えをもってゆくようにしましょう。


人間、歳をとれば朝型人間になり男性の方がより顕著に現れてきます。


高齢になるほど夫婦間での寝る時間帯と起きる時間帯は違ってきますので、たとえ同じ時間に寝ても奥さんの方だけが寝付けず

眠症かな?

と悩む原因にもなってしまいます。


高齢者になれば男女の睡眠は違ってくる事をお互い理解して、眠くなるまで夜の時間を楽しむ様にしてみましょう。
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