子どもと囲む食卓

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子供を取り巻く食の問題



今の子供たちを取り巻く食の環境は、ちゃんと食べている子供もいれば、気になる食生活をしている子供たちもいます。

ある高校で食事のアンケートをとったところ、例えば運動部の生徒の場合には、昨日の夕食はカレーを4杯、今朝はカフェオレを1リットルとコーンフレーク一袋という内容でした。

運動部なので量を多く食べるという意味では良いのかも知れませんが栄養的には考えるところがあります。

また別の生徒の場合には、夕食はお弁当、朝食はパンというもので、夕食の弁当は何を食べたのか記憶に残っていないようです。

もう少し小さな子供たちに朝食は食べましたか?と聞くと、食べたことは覚えているけれど何を食べたのか思い出せない子供がいて、食事の内容に目が向いていないという事が気になる事実です。



印象的な食卓風景



子供に食事風景を絵にしてもらったところ7歳の女の子が描いた印象的な絵がありました。

それはお茶碗に山盛りのご飯とトンカツ、おじいちゃんは肉が苦手なのでちくわのフライが、そしてその子自身がキウイアレルギーなのですが、デザートにキウイとイチゴがあったと描かれていました。

この絵を見たときに、この家庭では食事に意識が向くような働きかけが行われていて、子供からおじいちゃんまで会話が弾むような食卓が想像できます。



家庭の取り組み



子育て世代は両親共働きで忙しくなかなか食事にまで手が回らないと思います。

しかしその様な中でも、少しは子供たちが食事に意識が向くような工夫が欲しいものです。

例えば、地域食材を使った食事が食卓にあれば話題作りの一つにもなりますし、学校給食では栄養教諭が「地産地消」で地域の食材を通して地域の事を伝えたり、食べ方についての働きかけにも取り組んでいます。

生活が忙しく子供一人だけで食事をする時にも、メモにメッセージや食事の事などを書いておけば、子供たちも食事に意識を向けてくれるのではないかと思います。
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