早期発見のために血糖値に注意!

早期発見のために血糖値に注意!

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すい臓がんと血糖値の関係



すい臓がんの早期発見には血糖値に注目することがあります。


すい臓の中のベータ細胞というものがインスリンを分泌しインスリンは血糖値を下げる働きがあります。


もしすい臓がんができるとベータ細胞の働きが悪くなり、血糖値が上がってくる事がわかってきました。


糖尿病の人では、食事療法や運動療法の他、薬での治療などで日頃から血糖値の管理をしています。


もし、血糖値が急に悪くなった時などには注意が必要です。


また糖尿病は家族や身内などにも糖尿病がある「家族歴」が関係することも多く、身内に糖尿病の人がいないのに、急に糖尿病と診断された時にも、すい臓の病気を心配して良いと思います。


また糖尿病の人はすい臓がんになりやすいというデータもあり、糖尿病の人や、健康な人でも血糖値の悪化があれば同じくすい臓の健康を考える必要があります。


すい臓がんと診断されたひとの85%の人は、数年前に
血糖値の急上昇
があった事がわかっています。





3つのポイントでチェックします



急激な血糖値の上昇があった時には次の項目をチェックします。

その1)
食べ過ぎや飲み過ぎなどの覚えがない

その2)
生活環境に変化がない(転職や引っ越し等のストレス)

その3)
家族や2親等までの人に糖尿病の人がいない


以上3つが当てはまり、血糖値の上昇があった時には、すい臓の働きが悪くなっていると考えましょう。


血糖値を見るのは空腹時にチェックするのが一般的です。

  • 他にも尿糖などのテストペーパーで簡単に調べる方法
  • また、過去1〜1ヶ月半の血糖値を見る「ヘモグロビンa1c」

などこれらの数値の悪化を見逃さない事が大切です。


例えば空腹時血糖値が120くらいの人が3つのチェックに当てはまらないのに、140や180など、経験した事の無いような数値になった時や、正常値内でも20〜30の上昇があれば膵臓の病気を疑う必要があります。



検診のすすめ



血糖値の急激な上昇がある場合には、検診を受ける事が必要ですが、膵臓の検査ができる医師には限りがあります。


専門医の探し方は

日本超音波医学会
のホームページの

「あなたの町の超音波専門医」

の検索ページでその中の「消化器」を選ぶと、すい臓や肝臓の専門医を知ることができます。


血糖値の悪化とすい臓がんを関連付けて診断することは、まだ一般的ではありません。


早期発見の難しいすい臓がんの発見には、自分自身で気をつける事が一番で、何も心あたりがないのに血糖値の急激な上昇があった場合には積極的に専門医の受診が大切です。
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