すい臓がんを防ぐために

すい臓がんを防ぐために

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すい臓がん予防のために



すい臓がんの原因ははっきりとはわかっていませんが、ヘリコバクター・ピロリが胃がんを引き起こすのと同じように、何らかの原因があると考えられます。


一般的にすい臓に悪い事は
  • 生活習慣の乱れ
  • 喫煙
  • 大量の飲酒
  • 肉や脂肪の多い食品の食べ過ぎ
  • 緑黄色野菜の不足
  • 肥満
  • 運動不足
など健康に良くない生活習慣はすい臓に悪いことはもちろん、ガンになりやすい体を作ります。







膵臓に関係する病気とガン



糖尿病の人はすい臓が傷んでいる事もあって、すい臓がんになりやすいというデータがあります。

また、過去にすい炎を患った人でも、同じくすい臓がんになりやすいというデータもあります。


すい炎のうち、急性すい炎は、胆石や急激な暴飲暴食などで膵臓が急激に壊れて激痛で体をエビの様に折って痛がる様になり、採血で診断されます。

急性すい炎の入院治療では、安静にして、絶食や胆石の治療を行います。


慢性すい炎の多くは飲酒と関係しており、ゆっくりとすい臓が傷んできてすい臓の中に石ができたりします。

慢性膵炎の症状は、ずっと
  • お腹が痛い
  • 背中が痛い
という症状があり、すい臓がんに進行する場合もあります。



すい臓がんになると痛みが和らぐ?



すい炎の人がすい臓がんになると、すい臓から分泌されるインスリンの働きが悪くなる結果、血糖値が上昇し、その事がすい臓周辺の神経の感覚を鈍くする作用があります。


今まで痛かった腰やお腹の痛みが和らいできたら、すい臓にガンができているのかもしれません。


すい臓がんのサインとして
食後の鈍痛
を自覚しますので、これらの兆候を感じた時にはすい臓を調べてみる必要があります。

他にも
  • 食後すぐの下痢を繰り返す
  • 便の状態が変わってしまった
などもすい臓がんの自覚症状として見逃さない事が大切です。



何をおいてもコレが大事!



すい臓がんは早期発見がとにかく大切です。


他のガンに比べて治療が難しいと言われているすい臓がんでも、早期発見ができれば良い治療成果につながります。


検診などで血糖値の変化があった時には

その1)
食べ過ぎや飲み過ぎなどの覚えがない

その2)
生活環境に変化がない(転職や引っ越し等のストレス)

その3)
家族や2親等までの人に糖尿病の人がいない


これらに当てはまらないにもかかわらず血糖値の上昇があった場合には迷わず検査をする事がすい臓がんの早期発見につながります。


また
  • すい臓に【のう胞】が見つかった時
  • アミラーゼ値が上昇した
などがある場合にも専門医を受診するようにします。


血糖値やアミラーゼ値の変化とすい臓がんを関連付けて考える医師は限定的ですので、すい臓がんから身を守るのはあなた自身なのです。




今回の内容をよく覚えておき、何か思い当たる症状があれば専門医に診てもらう事が大切です。


専門医の探し方は

日本超音波医学会
のホームページの

「あなたの町の超音波専門医」

の検索ページでその中の「消化器」を選ぶと、すい臓や肝臓の専門医を知ることができます。
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05 すい臓がんを防ぐために関連エントリー

01 すい臓がんの早期発見が難しい訳
なぜすい臓がんは恐ろしく早期発見が難しいのか?早期発見のコツとは?
02 早期発見のために血糖値に注意!
血糖値の高い人も、健康な人も、血糖値とすい臓がんの早期発見の関係性について知り、3つのチェック項目で早期発見に努めましょう!
03 血糖値以外のサイン
すい臓がんは血糖値の変化の他にも見つけるきっかけがあります。また普通ならできないすい臓のエコー検査も、専門医が行うユニークな方法でキレイに見ることができるようになりました!
04 すい臓がんの治療
すい臓がんに使われる抗がん剤は近年になって保険適用の物も増えてきました。手術が可能なすい臓がんや患者さんの生活の質を向上させる治療など