要介護者の食事
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介護が必要な人の場合、噛んだり飲み込んだりすることが上手くできず食事から摂る栄養も不足してくるようになり、また飲み込むとき間違って気管や肺に食べ物が入る事から誤嚥性肺炎に至る場合もあります。
このような事を防止する意味でチューブで栄養を流し込んだり、点滴で栄養補給を行う医学的処置をする事もできます。
しかし栄養は口から食べて摂るのが基本で、食べること事態が楽しみにつながるという側面もあります。
介護での食事は、その人の噛む能力、飲み込む能力を考慮した上で
食事の工夫
リハビリの工夫
をしっかり行ってゆくのが一番大切な事なのです。
食べる時に注意する点として
食べる時の姿勢
食事の内容
食べ方の問題
があります。
脳血管障害やパーキンソン病の人は筋肉が萎縮してこのような姿勢になりやすく食べる時には「しっかりあごを引く」事が大切です。
ちなみに健康な人では、飲み込む力も十分で、0.5秒で気管と食道の入り口を切り替えるという事を無意識のうちに行っています。
噛む力や飲み込む力が十分でない人に【噛みにくく、飲み込みにくい】食べ物を与えると飲み込み障害にもなりますので、繊維が多い物や固いものを避け、なるべく弱い力でも飲み込める食事にする必要があります。
また噛む機能が衰えている人に「食事を細かくして与えよう」と考えますが、食事がバラバラの状態では、口の中である程度まとめて飲み込む事が困難となり、細かいものが喉の方へ“バラバラ”と落ちて、かえって飲み込むタイミングがとりにくくなりますのでオススメできません。
食事を流すためには水やお茶を飲みますが、水は飲み込むタイミングが最も難しい食品で、飲み込み障害のある人にとっては【誤嚥】になるリスクが最も高まりますので注意が必要です。
嚥下障害のある人は【スプーン一杯の水で溺れる】と言われる程危険な事だと認識しておましょう。
しかし脱水予防のためにも水分は摂らなくてはなりませんので、ゼリー状の水分補給などで、水分の流れるスピードをゆっくりして、一緒に飲み込む食べ物がバラバラにならない様にする工夫が必要なのです。
スプーンに山盛りの食事を食べさせたり、どんどん口の中に入れてしまうようでは、吐き出したり、喉に詰まらせたりという事につながります。
食事の介護は「ゆっくり、すこしずつ」がポイントで、口の中の物を飲み込んでから次を与えるようにします。
このように要介護者の食事には様々な注意が必要になってくるのですが、食事の介護に専門の知識を持った医師や医療機関は地域によって異なり、歯科であったり耳鼻科であったりしますので、まずかかりつけ医に相談して紹介してもらうのが最も確実な方法です。
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妻がALS(筋萎縮性側索硬化症(きんいしゅくせいそくさくこうかしょう)を発症し、やがて“ろれつ”が回らなくなり嚥下障害にもなりました。
体重も、55キロあったのが病気の発症から3年で40キロを割り込むようになってしまい、いっぱい食べてもらおうと病院でも家でも側に付き添って食事の介護をしていました。
ある夕方、いつもの様にたくさん食べさせた後ベッドに横にした時、食べ物が食道を逆流して肺の方に入り、翌日には誤嚥性肺炎を発症して帰らぬ人になってしまいました。
当時は誤嚥性肺炎の事を知らずに無理して食べさせていた事に後悔しており、嚥下障害で介護をされている方には、食べた後は時間をおいてから横にさせるようにご注意なさってください。
食事と介護
介護が必要な人の場合、噛んだり飲み込んだりすることが上手くできず食事から摂る栄養も不足してくるようになり、また飲み込むとき間違って気管や肺に食べ物が入る事から誤嚥性肺炎に至る場合もあります。
このような事を防止する意味でチューブで栄養を流し込んだり、点滴で栄養補給を行う医学的処置をする事もできます。
しかし栄養は口から食べて摂るのが基本で、食べること事態が楽しみにつながるという側面もあります。
介護での食事は、その人の噛む能力、飲み込む能力を考慮した上で
食事の工夫
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をしっかり行ってゆくのが一番大切な事なのです。
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要介護者の食事で気をつけるポイント
食べる時に注意する点として
食べる時の姿勢
食事の内容
食べ方の問題
があります。
食べる時の姿勢
食べる時の姿勢で“あごが上がっている”ような姿勢では口から喉までが一直線になるので【誤嚥】の危険性があります。脳血管障害やパーキンソン病の人は筋肉が萎縮してこのような姿勢になりやすく食べる時には「しっかりあごを引く」事が大切です。
食事の内容
食事の内容として、飲み込んだ後に食べ物が喉に残っていると、すぐさま呼吸が再開した時に気管へ食べ物が流れこむ危険性があります。ちなみに健康な人では、飲み込む力も十分で、0.5秒で気管と食道の入り口を切り替えるという事を無意識のうちに行っています。
噛む力や飲み込む力が十分でない人に【噛みにくく、飲み込みにくい】食べ物を与えると飲み込み障害にもなりますので、繊維が多い物や固いものを避け、なるべく弱い力でも飲み込める食事にする必要があります。
また噛む機能が衰えている人に「食事を細かくして与えよう」と考えますが、食事がバラバラの状態では、口の中である程度まとめて飲み込む事が困難となり、細かいものが喉の方へ“バラバラ”と落ちて、かえって飲み込むタイミングがとりにくくなりますのでオススメできません。
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食事を流すためには水やお茶を飲みますが、水は飲み込むタイミングが最も難しい食品で、飲み込み障害のある人にとっては【誤嚥】になるリスクが最も高まりますので注意が必要です。
嚥下障害のある人は【スプーン一杯の水で溺れる】と言われる程危険な事だと認識しておましょう。
しかし脱水予防のためにも水分は摂らなくてはなりませんので、ゼリー状の水分補給などで、水分の流れるスピードをゆっくりして、一緒に飲み込む食べ物がバラバラにならない様にする工夫が必要なのです。
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食べ方の問題
食べ方で注意すべき点として介護者の場合には、口の中に入る量や飲み込める量は健康な人よりも少ない事を認識することが大切です。スプーンに山盛りの食事を食べさせたり、どんどん口の中に入れてしまうようでは、吐き出したり、喉に詰まらせたりという事につながります。
食事の介護は「ゆっくり、すこしずつ」がポイントで、口の中の物を飲み込んでから次を与えるようにします。
専門家のアドバイスを受ける
このように要介護者の食事には様々な注意が必要になってくるのですが、食事の介護に専門の知識を持った医師や医療機関は地域によって異なり、歯科であったり耳鼻科であったりしますので、まずかかりつけ医に相談して紹介してもらうのが最も確実な方法です。
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リスナーからのお便り紹介
妻がALS(筋萎縮性側索硬化症(きんいしゅくせいそくさくこうかしょう)を発症し、やがて“ろれつ”が回らなくなり嚥下障害にもなりました。
体重も、55キロあったのが病気の発症から3年で40キロを割り込むようになってしまい、いっぱい食べてもらおうと病院でも家でも側に付き添って食事の介護をしていました。
ある夕方、いつもの様にたくさん食べさせた後ベッドに横にした時、食べ物が食道を逆流して肺の方に入り、翌日には誤嚥性肺炎を発症して帰らぬ人になってしまいました。
当時は誤嚥性肺炎の事を知らずに無理して食べさせていた事に後悔しており、嚥下障害で介護をされている方には、食べた後は時間をおいてから横にさせるようにご注意なさってください。
04 要介護者の食事関連エントリー
- 01 高齢者に多い低栄養状態
- 健康な時には考えもしない「栄養不足」なのですが、一度口や喉の機能が衰えると食べることや健康維持に深刻なダメージを受けることになります。
- 02 低栄養と口の機能の関係
- あなたに咀嚼(そしゃく)障害はありませんか?おじいちゃん、おばあちゃんにそしゃく障害はありませんか?簡単なチェック法で確認してみましょう!
- 03 飲み込み障害って?(嚥下障害)
- 飲み込む障害、嚥下(えんげ)障害になるとよく「むせる」様になります。口や喉の中でどのような障害が起こると嚥下障害になるのか?誤嚥性肺炎になる原因は?
- 05 食事の重要性と“感食介護”
- 加齢や病気をきっかけに、いままで当たり前にやっていた“食べる”という行為がままならなくなるだけで、人生にとって大きなマイナスです。いつまでも自分の口で「感じて食べられる」ようにする取組みです。