それは本当にうつ病ですか?

それは本当にうつ病ですか?

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色々なうつ病



【産後うつ】や【引越しうつ】など生活環境や身体状態の変化によってうつ病をひき起こす事は、かなり以前から知られていて、そのような事がうつ病のきっかけになることはあります。

さらに、【新型うつ病】という病名を雑誌や新聞で目にすることもありますが、新型うつ病のはっきりとした定義はありません。

新型うつ病と呼ばれるのは、うつ症状で会社に出勤できないようになっても旅行や趣味を楽しむなどで、うつ病という名前がついていても本来のうつ病では無いと言えます。

うつ病は長期間うつ状態が継続して見られるという定義があり、短期間のうちに状態が変化する【新型うつ病】は、抑うつ神経症に近い特徴があり学問的な検証の対象にもされていません。



悪用される新型うつ病



目新しい病名である【新型うつ病】はマスコミが取り上げやすいので、本来のうつ病の理解を歪めてしまうことにもなりかねません。

多くの企業で、自称うつ病患者が多くいるという事が言えるのではないでしょうか。

このような人は「うつ病」という名前を使い、勝手な都合で会社を休む事に抵抗が無く、責任感が欠如して自分の不調を他人のせいにする事が少なくありません。

精神科に行って本当にうつ病では無いのに、休職の診断書や障害年金の診断書を医師に求める患者が増加しています。

身勝手な新型うつ病の人が増えている背景には、共同体としての日本企業のあり方が関係していると考えられます。

また、自分が上手く仕事ができない、職場や社会に溶け込めない理由を、何らかの病名のせいにしてしまっている人もいます。



改めてうつ病とは



本来のうつ病は、社会から見ると重大な生産性の低下を招き、個人では仕事ができなくなって立ちゆかなくなり、場合によっては命もなくしてしまうような重い病気なのです。

新型うつ病が蔓延してしまうと、本来のうつ病が忘れられてしまい、深刻な事態になることが懸念されます。
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