家での付き合い

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急性の腰痛



急性の腰痛といえば、いわゆる【ぎっくり腰】です。

自宅でも職場でも、ちょっとした動作がきっかけで腰に激痛が走り動けなくなりますが、治らないぎっくり腰はありません。

ぎっくり腰の場合ほとんどは、安静にして腰の痛みが軽くなったら、腰のごきげんを伺いながら日常生活を送るようにします。

腰の痛みが続いて辛いような場合には、市販のシップ薬を貼ったり、痛み止めを飲むなどで対処します。

しかし、ぎっくり腰をした人の中には動くのもままならないような重要な場合もありますので、そのような時には病院で強めの鎮痛剤などで痛みを抑えるようにします。



ぎっくり腰の治し方



海外の研究によると、ぎっくり腰など急性の腰痛治療で

ずっと安静にしている場合
治療後積極的に動くようにした場合

を比べると、積極的に動いたほうが腰痛は早く治るという事が報告されています。

ぎっくり腰の場合には、ひどい痛みがとれたら、なるべく早く動いたほうが早い社会復帰につながります。

しかし、ぎっくり腰は何度も繰り返す場合も多く、そのような場合には、腰になにか他の病気があるかもしれませんので病院で詳しく調べてもらう事が必要です。



慢性の腰痛



慢性の腰痛には【椎間板ヘルニア】【脊柱管狭窄症】【骨粗しょう症】など原因がはっきりしているものでは、病院に通い治療する必要があります。

それ以外の慢性腰痛では、ストレスや緊張など原因がはっきりしない腰痛は生活習慣とも関係しており、喫煙や飲酒、肥満や睡眠不足なども腰痛の危険因子と考えられています。

これらの危険因子は、高血圧やメタボなど生活習慣の危険因子と同じなので、それらを遠ざける生活習慣に改善することで、健康のためにもなります。



危険な因子たち



たとえば喫煙は椎間板の軟骨に悪影響を与えるのは研究で明らかになっており、肥満なども腰痛に悪影響をあたえますので、食事や運動などダイエットに取り組む必要があります。

少量の飲酒はリラックス効果があって、筋肉や腰にも良いと思われますが、度が過ぎると悪くなるのは言うまでもありません。

私達の生活をチェックしてみると、腰や健康に悪い危険因子は結構多く、それらが習慣化すればだんだん体を蝕んできます。

逆に、危険因子を避けるような生活習慣を続けてゆくと、より健康に、腰痛も軽減されるような状態に近づいて行けます。



食物や生活習慣



コレを食べたから!コレをやったから!と言っていきなり腰痛が無くなるというものではなく、日々の行動の積み重ねこそが健康と腰痛改善の方策なのです。

たとえば、骨粗しょう症の予防では、カルシウムの多い乳製品や小魚、大豆製品などで骨を丈夫にする食事と適度な運動を生活に取り入れることが、長い目で見ると腰痛改善にもつながります。

立っている場合と座っている場合では、座っている方が腰には負担がかかっています。

デスクワークなどの場合、猫背や前かがみの姿勢を続けると腰には大きな負担がかかってきますので、なるべく深く腰掛けて、姿勢をよくして腰の負担を軽減しましょう。

また、座りっぱなしでなく、一時間に一度は軽い運動をして腰回りの筋肉をほぐしてやることや、自宅ではぬるめのお風呂にゆっくり入り、腰を十分にあたため一日の疲れをとってやりましょう。

さらに、ストレッチなどで体のメンテナンスをすれば腰痛をより軽減できる生活を送ることができます。
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