睡眠の役割と重要性

睡眠の役割と重要性

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大切な睡眠



睡眠の捉え方として簡単に言うと、 「心と体の休息」ということになり疲れをとってリフレッシュするという役割があります。

睡眠が充分でないと、目覚めた時に疲れが取れていませんし、昼間にウトウトするようなこともあり、このような状態で仕事をしていると、ぼーっとしていたりミスしたりすることもあります。

他にも、睡眠不足だと昼間睡魔に襲われるばかりでなく、血糖値が上がったり、ココロとカラダに病気が出てくるようなことも最近ではわかってくるようになりました。

睡眠には・量と・質と・リズムが非常に大切になります。



脳と体と睡眠



人間の脳は起きている間は非常に代謝が活発で熱くなり、エネルギーを消費しています。

これを、夜寝ることで脳は代謝を下げクールダウンすることができるのです。

脳以外に寝ている間は体の芯部(内蔵)も体温が下がる事がわかっていて、体温が下がると人間は眠くなり、体温が上がると覚醒するようなメカニズムになっています。

このように体温と睡眠のリズムというのは非常に密接な関係を持っているのです。

睡眠中の脳には、昼間勉強や経験したことを脳の記憶に定着させるという学習効果の働きがあり、十分な睡眠によって気持ちがリフレッシュし、感情も安定して記憶の引き出しも整理された状態で頭を使うことができるのです。



睡眠とホルモン



睡眠をちゃんと取っていないと交感神経と副交感神経など自律神経のバランスが崩れたりします。

また、寝ている間には成長ホルモンなどホルモンの分泌が活発になるのですが、成長期の子供では体を作るのに大切なホルモンなので睡眠は大切です。

一方、体が出来上がった大人では、睡眠中にタンパク質の修復、つまり身体のメンテナンスが成長ホルモンの働きによって行われます。

他に、コールチゾールというホルモンがありますが、これはストレスと戦うホルモンと呼ばれ、血糖値をあげたりエネルギーを維持する働きがあります。

このホルモンは睡眠の後半に働きだし、目覚めの助けと起きてからの活動の準備を行います。



睡眠と免疫



私たちは風邪など病気をしたり怪我をすると眠くなるという生理現象を持っています。

これは睡眠中に免疫物質が分泌されることと関係していて、体の自己修復機能が働いている訳です。

睡眠中には単に昼間の疲れを取るというだけでなく、脳と体のメンテナンスも行われているのです



レム睡眠とノンレム睡眠



レム睡眠とはRapidEyeMovement(ラピッド・アイ・ムーブメント)の略で、寝ている間に眼球が動いている状態をいいます。

レム睡眠中には、脳も活発に働いていて夢を見ています。この時に起こすと夢の内容もよく覚えていて人に話すこともできます。

レム睡眠以外をノンレム睡眠といい、ノンレム睡眠の時にでも夢は見ていると言われますがまだ研究の段階です。

ノンレム睡眠は、その深さから1段階から4段階に分けられています。



いちばん深い眠りとは



睡眠中はレム睡眠とノンレム睡眠を交互に繰り返すわけですが、どちらが良いというわけではありません。

これらの睡眠には周期があって90分から110分の周期でレム睡眠が現れ、その間を埋めるようにノンレム睡眠が現れます。

睡眠の前半は、深いノンレム睡眠と短めのレム睡眠で、後半になると浅めのノンレム睡眠とレム睡眠の持続時間が長くなるような状態が見られます。

このような睡眠の一通りの流れというのがあり、これをすべてこなして良い睡眠をとったということになります。

レム睡眠だけとかノンレム睡眠だけをとればよいというわけでなく、睡眠の周期やリズムを適切に、年齢相応な睡眠の形をとることが大事なのです。
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