薬についての考え方

薬についての考え方

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包括的リハビリテーション



在宅リハビリにおいて、健康管理や体調管理は薬によって維持されている部分も多々あり、リハビリの運動において血圧が上昇することから、血圧の高い人などはリハビリを中断しなければならない場合もあります。

健康管理を自分でしなければならない在宅リハビリの場合には、薬をただしく使えるように、きちんと薬を飲める環境を作らなければなりません。

このように、在宅での投薬や健康管理など、患者さんの生活全てにおけるサポートを
『包括的リハビリテーション』
と呼び、包括的リハビリテーションをきちんと行うことができれば、再入院や医療費などが半分に抑えられることがわかっています。



薬の注意点



リハビリ中の薬は処方されたとおりにきちんと飲むことはもちろんのことです。

薬を飲むと、全身に行き渡ります。

薬には病気に効く作用と、フラつきや出血しやすくなるなどの副作用が出ることがありますので、薬を飲み続けていて体調の変化を感じたら医師に相談しなければなりません。

内服薬の他にも、リハビリ中に筋肉や関節を痛めることによって、外用薬も処方されることがありますが、外用薬は変質しやすいので、冷暗所で保管するように心がけてください。

また、月に1回だけ飲めば良い薬や、週に1回ないしは2回程度の服用で良い薬や、服薬後30分は横になってはいけない薬など、いままでよりも注意深く使わなければならない薬も出てきています。

このような複雑な薬は、詳しい説明を医師や薬剤師に聞いてから使うようにしてください。



病院に行く時には



リハビリ中には整形や内科など色々な専門医に診てもらうケースがあります。

違う専門医を受診する場合には、今治療している内容や薬もきちんと報告してください。

そして大切な事は、処方箋薬をもらうときには、前に薬をもらった薬局と同じ薬局で薬をもらうということです。

薬局にいる薬剤師は薬の専門家ですので、重複している薬、飲み合わせの悪い薬などをきちんとチェックしてくれます。

同じ薬局で薬をもらうことによって、薬の履歴も残り、継続的な薬での治療成果にもつながりますので

※同じ薬局で処方薬をもらう

というのは大切なポイントになります。
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02 栄養と身体機能
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04 室内環境について
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05 社会へ出る目標
リハビリの目的は、失った身体機能を取り戻す事にあります。自宅でリハビリを行うコツを紹介