社会へ出る目標

社会へ出る目標

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人生に必要な社会との接点



私たちはたとえ体の働きが衰えても常に思考を巡らせて具現化させたいと考えています。

病気や事故、老化などで思いどおにに動かなくなった体を元通りに動かせるようにするためにはリハビリが必要なのです。

さらに、体が動くようになったら次の段階は社会へ出ることです。

社会との接点を持ち、社会へ参加することによって自分の立ち位置や自己の確認もできるようになってきます。

病気の後遺症でマヒが残ったりすると、気分が落ち込みなかなか前向きになれないものです。

やがて、認めがたい事実をありのままに受け入れられる「受容期」という心の状態になると、今の状態を乗り越えようとする「克服期」になり、生きるためのエネルギーも湧き出て身体機能も活性化してきます。



閉じこもりの弊害



高齢者が転倒して骨折をすると、怪我が治っても「また転倒するのではないか」と心配したり、脳卒中の後遺症で見た目を気にしたりして外出しなくなるようになってしまうと
【廃用症候群】
になってしまいます。

廃用症候群になると、身体機能が衰えるばかりでなく、社会との接点がなくなってしまいますので、脳への刺激も少なくなり脳の老化にもつながってゆきます。

廃用症候群の予防には、日常生活にリハビリを組み込み積極的に外出して社会との接点を持つことが非常に大切になります。



楽しいリハビリ



リハビリは苦しくて辛いものという思いがあれば長続きしません。

例えば、家の前に椅子を出して近所の人と話したり、少しの距離でも杖を使って散歩して植木や花を楽しむなど、自分でできることを見つけてみましょう。

他にも、集会所で将棋や編み物、お茶会などに参加していると、知らないうちに体力もついて脳の活性化にもつながってゆきます。



患者とリハビリ



医療の進歩で、病気の治療や救命措置は大きく向上してきています。

しかし退院後のリハビリにまで手がまわらないのが現状で、高齢になるほど自宅でのリハビリによる機能回復は重要なものになってきます。

病院での医療は医師や看護士がやってくれる医療ですが、リハビリは自分が努力して行う医療です。

リハビリをして、地域や社会へ戻るという目標をもってリハビリに取り組んでいただきたいと思います。
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05 社会へ出る目標関連エントリー

01 在宅の意義
在宅リハビリのコツと注意点
02 栄養と身体機能
自宅でリハビリするときには、運動に加えて健康管理の基本である栄養も大切になってきます。どのような栄養がリハビリ生活にとって良いものなのでしょうか?
03 薬についての考え方
在宅リハビリにおいて薬との付き合いは欠かせません。薬の注意点と薬局の選び方の大切なポイントについて
04 室内環境について
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